コーヒー〝香り〟のお話

スペシャルティーコーヒーのカッピング(味覚審査)は 〝香り〟 についても審査します。
この〝香り〟とひとことで著しても①フレグランス ②アロマ ③フレバー と3種類もあるのです…
①フレグランス ②アロマに関しては…
「粉の香り、湯を注いだ香り、粉を攪拌した香り」を嗅ぎ、香りの質を評価する。
加えて、香りから類推される具体的な言葉で表現する事を求められます。
①フレグランス : 焙煎した豆を粉にする時に感じるのが、最もコーヒーの良い香りがします。
花のように甘い香り…ジャスミン、ラベンダーなど草のように甘い香り
常緑の植物香辛料の甘い香り
カルダモン、シナモンなどローストした甘い香り
アーモンド、ナッツ、キャラメルなど
良くない香り : 土、青草、皮革、カビなど
②アロマ : 挽いたコーヒーに熱湯を注いだとき、出来上がったコーヒーから放出される香り
好ましい香りとして「果実(レモン・オレンジ・チェリーなど)の香り・草の香り」
好ましくない香りは「醗酵臭・リオ臭など」がある
③フレーバーに関しては…
味覚と嗅覚との組み合わせ。たとえば、素晴らしい「花のような香り」「果物を思わす風味」と表現される。
③フレバー :コーヒーを口に含んだ時に感じる「味」と鼻先に抜ける「香り」のふたつを合わせた奥行きのある香り
好ましい香りとしては、ナッツ、キャラメル、アーモンド、麦芽(モルティ)など
好ましくない香りは、焦げ臭、薬品臭など
これらの各項目で10点満点で何点かを審査します。
■ 因みに、スペシャルティーコーヒーすべての評価項目内容は…
・フレグランス/アロマ 10 点
・フレーバー 10 点
・アフターテイスト(後味の印象度)10 点
・アシディティ(酸の質) 10 点
・ボディ (口に含んだ質感)10 点
・バランス( ハーモニー均衡性)10 点
・ユニフォーミティ 10 点
・クリーンカップ (カップのきれいさ)10 点
・スイートネス (甘さ)10 点
・オーバーオール(総合評価) 10 点
これら10項目100点満点で80点以上を獲得しないと『スペシャルティーコーヒー』とは認められません。
コーヒーの香りや味覚(美味しさ)は、生豆品質で70%まで決まるという所以です。
厳しい審査をクリアしたコーヒーなのです…
是非、このコーヒーをお試し頂きたいと思います。
SCAJのHP ← カフェをしたい人、バリスタを目指す人は是非ご覧ください!日本スペシャルティーコーヒー協会のHPです。

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