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2011/02/26

ブレンドコーヒーを創る

バレンタインブレンドやったのに、ホワイトデーブレンドはしないの?

うっ 痛いところを突かれました。


ブレンドコーヒーは、色んな豆を適当に混ぜれば良いというものではないのですねぇ…

かの 珈琲屋バッハの 田口 護 氏 は、ブレンドコーヒーを

〝新しい味の創造〟 として位置づけされています。

要は 〝どんな液体に仕上げるか〟 を、作り手が決めないといけないんですね。


例えば昔からの云い伝えで…

〝味のバランスを取る為に ロブスタ種 を30%入れる〟 というような

単純な公式は、もう成立しないんですね。


そして、酸味のコーヒーは、モカを使う、苦味にはマンデリン、

とにかく高くて美味しいのは ブルーマウンテン を使う etc

これらの〝神話〟が、現在でも払しょくされていないのも事実です。


「兄ちゃんとこのコーヒー美味いけど、ブルマン入ってるやろ?」


先日も、とあるお店のお客さんに問いかけられました 


「・・・。 さっ 流石、通ですね!」


と答えてしまいましたが、実は、ブルマンは仕入れた事ないのです…。

嘘ついてスイマセン。 でも、これがブルマン神話というモノなのです。

とやかく言わずに、ご要望があるのだから 「ホワイトデーブレンド」取り組んでみます。


豆屋のブレンドの作り方は…

先ず、こんな感じ? という味を想像してから、それに近いコーヒーを

何種類か抽出して、そのコーヒー液をスプーンで 3:4:3 とか 6:4 とか

ブレンドして味見するのです。 なので、ちょっと時間がかかります。


しかし、 思ったモノが出来ないと…

昔、松田優作さん主演の 「探偵物語」 というドラマのオープニングで、

いかにも美味しそうにコーヒーを淹れてからの結末のような事にはならないのですが、

せっかく焼き上がった作品を壊してしまう、陶芸家の心境に近いモノがあります 


中年には懐かしい、若い人にはカッコイイ 松田優作 → 探偵物語 


さて、ブレンド創り頑張ってみよっと





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