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2011/07/12

Kさんへ

今、司馬遼太郎さんの 「坂の上の雲」 を読んでいます。

そう 年末にスペシャルドラマで放送されているあの番組の本です。

司馬遼好きでも、近代が題材の本は全く読んでおりませんでしたが、

大河 「龍馬伝」が終わって、流れで「坂の上の雲」を見てたら なかなかイイやん! 

で、今は夢中になって本を読んでおります。


龍馬のお墓参りにも行った事があるし、新撰組も旗印は自分の名前でもあるので

両方好きですが、維新~明治のこの時代に興味を持つところまでは至らなかったのに…

きっと今の日本がおかしいから、この頃の日本人の「国」に対する気質とか気勢を

求めていて急にこの時代に興味が出てきたのかもしれません。


いつの時代も、個人個人では自分が出来ることを懸命に頑張っています。

例えば震災復興に向けて頑張る被災地の人々 ~ 

映画化が決まった小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡的帰還に携わった凄い人々や 

甲子園を夢見る高校球児に至るまで…

でも、こんな色んな頑張る人々を応援出来ない今の日本。

なら、Kさん せめて足を引っ張らないで欲しいですねぇ。


「坂の上の雲」の登場人物 外務大臣小村寿太郎(演:竹中直人)は、

日露戦争を続けることは国家存亡の危機であり、ポーツマス条約を提携、

戦争を収めましたが、戦争強硬継続の世論の中で、彼は非難の的になりました。

彼は、強固な意志と行動力で汚名を背負ったまま終生通した明治の人。


支持率が史上最低を更新した あのお方 も、この強固な意志をお持ちですが、

裏に小村寿太郎のような偉大な洞察力があってのモノとは思えません

国事に奔走しないで、国難に向けて奔走してどうするんですか…





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