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2011/07/23

子規に珈琲を学ぶ

秋山好古、秋山真之兄弟と 正岡子規 が中心の登場人物の物語り

司馬遼太郎著の 「坂の上の雲」 を読んでいます。

全8巻はなかなか読みごたえがあります。


3人の中心登場人物のひとり 正岡子規 の事が書かれている中では

子規の 功績 にも触れてあります。

子規は、俳句を作る技法に 「写生」 という方法を取り入れ意識付けた とあります。


「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」


あまりにも有名な句。

うむ~ 今更ながらですが、晩秋の夕暮れの情景が目に浮かびます。

これが子規の言う 「写生」 なのでしょう。


何故こんなことを書いたかと言いますと、

コーヒーを作っている立場で、 「コーヒー」 を飲む人がシチュエーションを

「写生」 出来るようなコーヒーは出来ないのか? と思ったからです。

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コーヒーの色んな事は、ある程度理解していますが、それは当たり前の事で

飲む人 の立場に立つと 何が 「オイシイ」に繋がるのか?

どうすればもっと美味しく感じてもらえるのか?

飲む人にとって 「オイシイ」 のポイントはどこにあるのか?

味はどう? 香りは? 飲んだ第一印象は? あとくちは? 余韻は? 

次に何を提案したらいいの? 誰とどんなシチュエーションで飲むの?  …

1杯のコーヒーを飲む前に 「写生」 出来るほどのイメージがあるコーヒーだったら

もっとイイ時間と香味が提供できるのではないのか? 


瞬間的な満足度は高いけれど、飽きたり、忘れたり、流行りすたりがあったりで

オイシサにもレベルがあるので、「1杯のコーヒー」 でも色んな事をもっと徹底して

追求し続けないと行けません。


飲む人が、一瞬で何処で飲んで、味・香り、淹れているイメージが駆け巡るようなコーヒーで、

且つ、飲み終えてもまた飲みたくなる…

そんな「1杯のコーヒー」

これがトータルで 「オ・イ・シ・イ コーヒー」 なのでしょうね。


子規 大事なことを気付かせてくれてありがとうございます。












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