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2014/03/04

見えない取り組み

先日の事。

お得意様 で懐かしい人とお会いしました。


その方は香豆舎 が、サラリーマン珈琲豆屋時代にお世話になっていた

老舗珈琲専門店の元オーナー。

今では現役を引退されましたが、あちこちのカフェにお茶をしに

お出かけされているようです。


この方からは、本当に様々な事を学ばせて頂きました。

その方のお店のエピソードをご紹介します。


…喫茶店 というと、

堅い仕事のイメージは少なく、いわゆる〝水商売〟

しかし、仕事内容は何をしていても同じ「経営」に変わりなく

そのお店では、スタッフ全員Yシャツにネクタイでした。

心構えが先ず違ったんですね。


そしてまだ携帯電話の無い時代のお話し。

お客様がポケットの小銭をまさぐられていました。

その仕草を見てスタッフが考えられることは、

①公衆電話を利用される ②清算 ③タバコ

この中でスタッフが協力出来ることは、③タバコ で、

お客様がわざわざ席を立たなくても良いように、

トレンチに、ハイライト、ショートホープ、マイルドセブン の人気3種を乗せて

「おタバコですか?」と声をかけられるよう、近くで待機されていました。

この話は今でも一番印象に残っています。


小銭をまさぐる = タバコかもしれないから準備する。

目配り、気配りが行きとどかないと絶対出来ないことですね。


他にも、サンドイッチでは、具材の吟味はもちろんですが、

パンは何mmにカットしたら一番美味しく食べられるか? 研究されたり

珈琲を運んだ時、お砂糖を入れられるお客様にはシュガーポットを開けてくれたり

テーブルの上の配置はどうしたらベストか 

伝票はテーブルの何処へ置けば良いのか 等々


お客様が居心地が良いように、さりげなく

しかし、その裏で物凄い取り組みをされていました。


カフェの居心地良さとは、

こういう見えそうで見えない取り組みなのではないでしょうか…。


この先もどれだけカフェのスタイルが変わっていっても

こんな風に、そこで働く人の取り組みが変わらないのが

この業界なのかもしれません。

やっぱりカフェ業界、なかなかイイじゃん。














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