さんふらわあ に乗って2
薩摩への旅の記事ばかりでスイマセン…
今日で終わりなのもう少しお付き合いくださいませ

念願のJR最南端の駅「西大山」や開聞岳を見た後
指宿と言えば〝砂風呂〟ということで行ってきました。
お尻とかかとが熱かったですね。
おっさんが砂風呂に入る画像は見るに堪えないので載せません(笑)
そして次の日行ったのが…

知覧特攻平和会館
生涯で一度はここへ来ないといけないと思っていました。
入口に建っていた句碑

「帰るなき機をあやつりて征きしはや 開聞よ母よ さらばさらばと」
館内では語り部さんの話がありました。
特攻への出立は早朝が多かったらしいです。
開聞岳の方向へ飛んで行くそうです。

こんな朝日を見ながら小さく黒い点になり、やがて消えていくまで
知覧の人たちは帰ってこない機を見送ったのだと思います。
館内には出立前に書いた手紙(遺書)が数多く展示されています。
そのほとんどは両親、家族に宛てたものです。
どんな想いで書かれたのか…
そう思うと涙があふれてきて読み進める事が出来ませんでした。
ここを訪れる前に 「泣くよ…」 と教えてもらった
その理由が理解できました。
語り部さんのお話しで印象的だったのが
特攻が行われた時期、この戦争には負ける ということは
皆、分かっていたそうです。
それでも 国防 とか 戦に勝つ とかいう大義名分のもと
命をかけて特攻へ行くのは
両親、家族、親戚、友人、そして大切な恋人
この人たちを守るのだ という想い故。
特攻だとか戦争の記念館というと
どうしても思想的な話になるかもしれないのですが、
そういうこと自身が海外から歴史認識がどうこう言われる理由かもしれません。
過去の悲壮な事実を知って、
今の平和ボケしている自分自身を戒めないと、
亡くなった方々へ申し訳ないとあらためて思いました。
目をはらしながら帰途へ


また訪れたいと思います。

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