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2020/04/24

「いらっしゃいませ」が今は言えない

どんどん不景気が迫ってきているのを

この頃ひしひし感じます。

令和の不況は〝急〟に来ました。



急激に急落




裕福な人、安定収入のある方は思ってるでしょうね…

「飲食店、1ケ月くらい店閉めてもやっていけるでしょ!」 って。


1ケ月だけ我慢して翌月から普段通りにOPEN出来るのなら

皆さん歯を食いしばって耐えられるかと思います。

でも、いつ終息するか分からないものを待つ

そんな余裕なんてないのです。



景気 = 気 



気運、気分、気配、空気、天気 ・・・

「気」が付くものは流動的で、

今、ほとんどの人の気持ちには

厳しい現実が待っている という気分があると思います。

それが動きを更に悪くするんですね




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香豆舎は〝食〟に携わる仕事です。

飲食業界には色々と格言があり、

例えばひとつ例に挙げると



「家賃は3日で稼げ!」 



と言われます。

計算すると、月商のおよそ 1/10 が3日分の売上になれば

何とかやっていけるひとつの目安。



他には

「FLRコスト65%以内を目指せ!」



食材・人件費・賃料の経費が売上の65%以内に 

というもので

残りの35%の粗利から、更にもろもろの経費を差し引いて

初めて利益が出ます。




例えば、家賃毎月30万の店舗経営の場合、

家賃3日で稼ぐとなると、単純に1日10万円の売上がないと厳しいのです。


スタッフ1人当たりの時間売上目標を、少なめの¥2500として

10万円売上を達成するには、延べ40時間労働になります。

8時間労働で5人のスタッフが必要なのです。



客単価¥2000とした場合、10万円÷2000=50人の集客が

暑くても、寒くても、雨の日も、風の日も、台風の日でも、給料前でも

毎日コンスタントに50人の集客が必要なのです。




これをクリアするために皆さん顔には出されませんが

血のにじむご苦労を日々、裏でされているのです。




なので、1ヶ月でも空白があると

まさに死活問題になるのです。



いらっしゃいませ



と、大きな声で今、言えないのです。

集客が仕事なのに、

今、集客したら非難されるんです。



飲食業界だけでなく、

今はあらゆる業界の方がお困りだと思います。

もちろん自分もそうです。



だから



助け合いましょう。

「気」 を前向きにしましょう

今何が出来るか考えながら

倒れないように足元を固めながら

踏ん張りながら

長くなりそうなトンネルを抜けるまで

手をつないでいきましょう















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