2015/05/19

良くある質問 ドリップ編




良くある質問なのですが…

ペーパードリップ抽出の時、


「使用するペーパーの〝匂い〟を消すためにお湯をかけてください」


というのは、正解かどうか? 

ということを聞かれます。




こういう比較ってなかなかしないと思うのでちょっと実験してみました。

ドリップ比べ1
     左はペーパーそのまま 右はお湯かけしたもの

ドリップ比べ2
      蒸らしの段階では大差なしです。

ドリップ比べ3
      数投目、ほぼ抽出終了前では広がりに若干の差がでます。


湯通ししたペーパーの方が抽出は遅くなりました。

「浸透圧」 に差が出て遅くなったということです。

香味的にも湯通しした方が濃い目です。



このペーパーの湯通し匂い消しは、推奨される方とそうでない方に分かれます。


昔は白いペーパーの製造過程で〝塩素漂白〟されていたので、

匂いが気になる ということもあり、湯通しを推奨されていたと思います。

でも近頃では〝酸素漂白〟になっていて、

昔と比べたら匂いもほとんど感じられなくなっています。


それと、匂いという部分だけではなく、

根本的な「濾過」による抽出を考えた時、湯通しはどうなの? と

香豆舎 は考えています。


ドリップ比べ4

各社ドリップメーカーの製品には、必ず内側に〝リブ〟と呼ばれる

溝 があり、抽出をスムーズにする役目を果たしていますが、

湯通しすることで、ペーパーが張り付いてしまい、

リブの機能を果たしきれなくなります。

それが「浸透圧」に差が出て、抽出時間も長くなり香味に影響を及ぼしています。


もちろん出来上がりのカップコーヒーの香味のお好みで

賛否は分かれると思うのですが、

正規メーカー品のペーパーフィルターを使えば、

匂いは問題ない というのが当舎のお答えになります。



しかし、こういうご質問を頂くこと自身、嬉しいですね…

珈琲を愉しんでおられる故のご質問ですから。










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